川を境界にして、右側の見通しの良い夕日の風景と左側の暗い森の対比が描かれています。 ヤン・ボスは、オランダを代表する風景画家です。彼は風景を研究するためにイタリアを訪れ、アルプスをまっすぐに通り抜ける旅をしました。右奥にはラバに荷物を載せて旅をしている裕福な旅人が、右手前には2人の絵描きが川をのぞき込んだり、座ってスケッチをしています。
左側の森の中には、羊飼い達が座っており、羊たちの群れもいます。
この絵は、写生したわけではなくて、ヤン・ボスがオランダの自宅で想像しながら描いたものだそうです。