第 2 次大戦の時代、暗号を解読することが勝利に直結しました。「どこどこの地点に敵発見!」とか「何時何分に、どこどこを攻撃せよ!」などの情報は、それぞれの部隊に暗号で伝えられていました。暗号の通信自体は誰でも(敵国でも)受け取ることができたのですが、解く方法を知らないと解読はとても難しかったのです。そんな中で、当時のイギリスがドイツの暗号通信の解読に使った方法を紹介します。
まず、イギリスの空軍機が機雷をあえてドイツ軍が分かるところに置いて、ドイツの船舶が仲間に注意を呼びかけるように仕向けます。 機雷はこんな形をしています。地雷の海バージョンです。(写真は英国の Mk14 機雷です。)
そして、そのドイツが送った注意の暗号の中には地図上の位置が示されているはずで、その位置はすでにイギリスが知っている位置です。その位置の情報を元に解読を行いました。頭いいですよね。