ポーカーとかのカードゲームをやっていて、最初に配られた 5 枚のカードをめくってみると、なんと
♠1-♠2-♠3-♠4-♠5
「やったー!なんかいいこと起こるかも!」と楽観的になるか、「運使っちゃったから帰り道気を付けないとな」と悲観的になるのかは自由ですが、
♠1-♠2-♠3-♠4-♠5 がそろう確率と比べて、何の規則性もない ♥2-♠J-♣5-♦9-♣7 とか ♦9-♦A-♣8-♣7-♠10 とかがそろう確率は同じです。
トランプのカードが 54 枚だとすると、引く順番を考えないで 5 枚のトランプをランダムに配った時、ある 5 枚のカードを引く確率は
(54×53×52×51×50)÷(5×4×3×2×1)= 3162510 通り
なので
♠1-♠2-♠3-♠4-♠5 が出る確率が 1 / 3162510 通り ならば、
♥2-♠J-♣5-♦9-♣7 が出る確率も同じく 1 / 3162510 通り です。
私たちは、ランダムな出来事が組み合わさった時に、♠1-♠2-♠3-♠4-♠5 のように、はっきりと規則性があるものだけがめったに出ないように感じてしまいますが、規則性がないものも、同じようにめったに出ないということです。もちろん、確率のことなんか忘れて、素直に喜んだ方がカードゲームは楽しいと思いますが。