サービスを作る際に、運営側が全てのコンテンツを作ったり管理したりするのではなく、ユーザーが自らの意思でサービスを動かしていくような仕組みを作ることが重要です。
今回は、自走するサービスの例をいくつか紹介します。
Twitter(ツイッター) Twitterは、無償で働いているともいえる。ユーザーがプラットフォーム上でコンテンツを生成し、相互作用を行います。これは無料の労働を提供し、プラットフォームのエンゲージメントと価値を高めています。
ひろゆきさんの切り抜き
ひろゆきさん、本名西村博之(にしむら ひろゆき)、は日本のインターネットアントレプレナーであり、2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)の創設者として広く知られています。1976年生まれの彼は、日本のインターネット文化における重要な人物であり、2ちゃんねるを2000年代初頭に設立しました。この掲示板は、匿名で様々なトピックについて自由に議論ができることで人気を博し、日本におけるオンラインディスカッションの文化を形成するのに大きく貢献しました。
ひろゆきさんはその後、様々なビジネスやメディアプロジェクトに関わっており、特に若者文化やインターネット関連の話題についての洞察で注目を集めています。彼はまた、インターネット上での発言やYouTubeなどのプラットフォームでの活動でも知られ、生配信でのQ&Aセッションや意見発表が人気を博しています。彼の率直で時に物議を醸す発言スタイルは、多くのフォロワーに支持されている一方で、議論を呼ぶこともあります。
そんなひろゆきさんは定期的に約2時間の生配信で質問や相談に答えています。ひろゆきさんの発言に興味を持った人々が、視聴者にとって分かりやすいように1分間や1質問ごとに編集し、「切り抜き」と呼ばれるビデオクリップを作成しています。これらのクリップ製作者は広告収入を得る可能性がありますが、元々はひろゆきさんが提供したコンテンツを利用しています。ひろゆきさんの会社は、切り抜きから広告収入を得る各製作者からの収益の50%を得ています。ひろゆきさん自身は生配信を行うだけで、切り抜きを作成する人々が彼のコンテンツを編集し、広めてくれています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベント このイベントでは、ゲスト自身がアトラクションの一部となり、他のゲストを「攻撃」するような活動に参加します。これにより、ゲスト自身によってイベントの興奮が部分的に生み出され、USJ側の追加コストの必要性を減らしています。(さらに、ゾンビに襲われやすくなる特別なアイテム『ゾンビのエサ』があります。このアイテムはパーク内の様々な場所で販売されていて、それを首にかけて光らせると、それは「ゾンビに襲われても良い」というサインとなり、参加者はゾンビに襲われやすくなります。」)
オンラインサロン オンラインサロンは、お金を払って働くサービスである。メンバーが参加費を支払い、サロン内での参加や作業によって貢献するプラットフォームです。実質的には、サービスに参加する機会のために支払いをしています。そこでの体験や人脈、つながりにお金を払っている。
Wikipedia(ウィキペディア) ウィキペディアは、ユーザーが自由に編集し、情報を共有できるオンライン百科事典です。ユーザーは記事を作成、編集し、世界中の知識を蓄積しています。この自由なコラボレーションと貢献は、プラットフォームの価値を高める重要な要素です。
YouTube(ユーチューブ) YouTubeは、ユーザーが動画をアップロードし共有するプラットフォームです。これにより、多様なコンテンツが生成され、視聴者に無限のエンターテインメントが提供されます。クリエイターは広告収入を得ることができ、プラットフォームのエンゲージメントを高めます。
Airbnb(エアビーアンドビー) Airbnbは、ユーザーが自分の住宅や部屋を短期的に貸し出すことができるプラットフォームです。ホストは自分のスペースを提供し、ゲストは世界中のさまざまな場所で宿泊することができます。この相互作用がAirbnbの核心であり、伝統的なホテル業界に新たな動きをもたらしています。
Reddit(レディット) Redditは、ユーザーがコンテンツを投稿し、投票やコメントで交流するプラットフォームです。サブレディット(特定のトピックに焦点を当てたコミュニティ)には、多様な話題が存在し、ユーザーが情報を共有し、議論を展開します。