家庭で料理を作っている主婦(主夫)の方々から大絶賛されている『一汁一菜でよいという提案』を読みました。この本に書いてあることを一言で言うと、「そんなに頑張って見栄を張って料理をつくらなくても大丈夫ですよ。」だと思います。
この本を読んで、なるほどと思ったところを紹介します。
家庭料理は、具材や作る人の都合によって、その時次第でおいしい、おいしくないがあってもいい。家庭料理はいつもおいしい必要はない。いつも豪華でおいしい料理にしようとしていては疲れてしまう。日本にはハレとケという考え方がある。ハレは、特別な日やお祝い事の時のこと。ケは、それ以外の普段の生活。現代の私たちの生活は、ハレとケがごっちゃになって、いつもハレを目指しているようなもの。色々な本やテレビ番組で、「家庭料理は一手間かけることが大事」といっているが、手間をかけないのが家庭料理なのではないか。味噌汁に冷蔵庫の余り物を入れて、それとごはんがあれば立派な食事ではないか。
味噌汁って、何を入れても合うんですよね。トマトでも、キュウリでも、肉でも、魚でも。この味噌汁を使わない手はないと思いました。誰しもがどこかで気付いていることですが、ほとんどの人は、多くのものを求めなければ十分に満足して生きていけます。私も、一汁一菜、実践してみようと思います。