コーヒーは 13 世紀頃、中東で「なんか、この焦げ茶の豆を煮出した汁を飲むと眠くならないんだけど!」と人々の間で話題になりました。イスラム教の厳格な信者たちは、コーヒーはイスラムの教義に反するので禁止!として、コーヒーに関わる人々を弾圧しました。「大衆を堕落させる毒」とまで呼ばれたそうです。しかし、結局は世界に広まっていきました。
イギリスは今では紅茶のイメージがありますが、18 世紀半ばまでは、コーヒーがブームだったようです。17 世紀にはロンドンを中心にコーヒーハウスが社交や議論、情報交換の場として栄えました。モカってコーヒーありますよね。「モカ」という名前は、イエメンのモカ港から輸出されたコーヒー豆をモカと呼んだことが由来です。あと、今ではコーヒーショップの名前にもなっているカルディ(Kaldi)は、コーヒーの苗木を見つけたとされる、エチオピアの伝説的な羊飼いからきています。
カルディはある日、藪に生えている赤い実を食べた自分の羊の群れが活発になり飛び跳ねているのを目撃し、自分でもその果実を齧ってみた。すると途端に陽気な気分になったため、近くのイスラームの修道院の僧侶のところへ持参した。しかしその僧侶は果実を使用することを認めず、火に投げ入れてしまった。するとそこから心惹かれるような芳香が漂ってきた。焙煎された豆は残り火から直ぐさま搔き集められ、熱湯に溶かされ、これが世界で最初のコーヒーとなった
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