ギャンブルでは、1 人のめちゃくちゃ弱いカモのプレイヤーが、他の大勢の稼ぎ生んでいる場合が多い、ということです。カモとは、そのギャンブルが上手くない人です。カモが多いのは、ギャンブルでブームが起った時です。ブームが起ると夢を見た初心者が多く参入してきて、そういった初心者がカモにされます。ポーカーの一つのテキサスホールデムにおける統計データでは、一番弱いプレイヤーが、一番強いプレーヤーをはるかにしのぐ勢いでお金を失っています。一番強いプレーヤー 100 ゲーム毎に平均 110 ドル稼ぎますが、一番弱いプレイヤーは、100 ゲーム毎に平均 400 ドル損をしているらしいです。ちなみに、毎回、私は賭けませんという選択をしても 150 ドルの損で済むそうです。この本の筆者は、ポーカーブームの時に冷静な分析と戦略を使って稼ぐことができましたが、ブームが終わると、損をするようになりました。 ポーカーを描いた映画「ラウンダーズ」で、こんなセリフがあります。
テーブルについて最初の 30 分でカモを見つけられなかったら、自分がカモだと思え。
-- ラウンダーズ
実際にはカモがいない場合もあるので、この言葉は絶対に正しいとは言えませんが、弱いプレイヤーが周りに見当たらないのであればそこでプレーすべきでないという指摘は、かなり当たっています。このことは、賭け麻雀(法律上違法となっています)でも、当てはまるでしょう。あと、日本でカジノが合法化されたら、初心者が大量に参入してくるので、ポーカーが強い人は稼ぎ時かもしれませんね。
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